震災被災者が入居する仮設住宅で、苦情が相次いでいる。 岩手県釜石市では24日現在、約1500世帯が入居しているが、建材の継ぎ目にすき間が空き、雨漏りがしたり、アリが入ってきたりしている。梅雨や猛暑の中、仮設住宅で快適に過ごせるのか。入居者に住宅内部を見せてもらった。 「うわぁ、すきまから外が見える。虫も入ってきそうだし、冬の寒風に耐えられるか不安だな」。22日午後、入居先となる釜石市天神町の仮設住宅を訪れた泉和子さん(66)は、不安げな表情でつぶやいた。 新居は、床と壁の継ぎ目から地面が見え、壁には1メートルを超える亀裂が走っている。すぐに市都市計画課に連絡した。「早期に直す」と答えたが、補修時期については明言しなかった。 室内には建材や塗装の匂いがこもる。気分が悪くなったという泉さんは「母親(92)の体調を考えると、徹底的に換気して、臭気を抜かないと住みにくい」と、入居をとりあえず7月1
夏季に時計の針を1時間程度進めるサマータイム制度について、「健康への悪影響が大きく、節電効果が乏しい」と反対する提言を、不眠症治療の専門医らでつくる日本睡眠学会が近くまとめる。 原子力発電所の停止に伴う電力不足で制度導入の動きが出ているが、健康面の悪影響や省エネ効果の乏しさを指摘する論文が国内外で増えており、「弊害の大きさがより鮮明になっている」としている。 サマータイムは、涼しい朝や明るい時間帯を有効活用する目的で、欧米などの70か国以上が実施している。同学会によると、欧米での調査では、サマータイムによって睡眠時間の短縮、睡眠の質の悪化がみられ、朝起きるのが苦手な夜型人間は4週間たっても生体リズムが同調しなかった。また、帰宅後の冷房使用が増えて節電につながらず、米国では消費電力が1~4%増えた例もあった。
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