この春、世間を騒がせたモバイルノートPCと言えば、アップルの「MacBook Air」とASUSの「Eee PC」に違いない。前者は、アップルが得意とする洗練されたプロダクトデザインによる厚さ19.4ミリの極薄ボディに、インテルが特別にこしらえた小型パッケージのCore 2 Duo 1.8/1.6GHzを搭載しているのが特徴だ。後者は、世界規模で製品展開を行うASUSのスケールメリットを背景にした圧倒的な低価格戦略により、国内外を問わず人気商品になっている。 これらはいずれも海外発の製品だが、もちろんノートPCの小型化と軽量化は国内メーカーのお家芸でもある。各社とも切磋琢磨(せっさたくま)し、できるだけ性能、機能、使い勝手を犠牲にしないように、軽さ、小ささ、スタミナ、堅牢性を追求したモバイルノートPCをこれまでに多数投入してきた。店頭に並ぶ各社の最新モデルを見ても、光学ドライブ搭載の2スピ