クリックして拡大するサントリーフラワーズが全国での販売を始める青いバラ「アプローズ」=18日午後、東京・丸の内(石垣良幸撮影) サントリーフラワーズは18日、サントリー・グループが世界で初めて開発した青い花が咲くバラ「アプローズ」を沖縄県を除く全国で発売すると発表した。これまでは首都圏、京阪神地区、愛知県などに一部地域に限定されていたが、全国で販売できる態勢を整えた。 花(か)卉(き)が凍結する可能性がある北海道と青森、岩手、秋田の3県以外で29日から販売をスタート。3月26日から4道県でも販売する。昨年までは年間5万本の生産にとどまり、供給量が限られていたが、今年は生産態勢を強化し、2倍の10万本を栽培できるようにした。 もともとバラには青い色素がなく、青いバラは「不可能の代名詞」(同社)ともいわれていたが、サントリーグループでは1990年から青いバラの開発に着手。遺伝子組み換えでパンジ