2400億円という“超巨額”公共事業となった宮城県石巻ブロックのがれき処理。県では「迅速に処理を行うため」とプロポーザル方式による一括発注を採用したが、業者選定の公平性が課題となる。 宮城県は一括発注の理由について、「何十年分という通常考えられない量のがれきが発生した。復興に向け、早期に処理する必要があった」と説明。プロポーザル方式の採用は、「民間業者の知恵と工夫を取り入れ、考え得る限り最も適切で迅速な処理方法を実行するため」としている。 県は発注にあたり、提案書を審査するための基準を公開。過去の実績や処理計画の工程など計15項目を設け、学識経験者ら外部委員による審査委員会が「適正に判断する」とした。