大手石油元売り4社は26日、各社別に行っているスタンドでの電気自動車(EV)向け充電サービスで、相互乗り入れする共同実証実験を始める、と発表した。来年1月中旬から3月末までの間、首都圏の約30カ所で実施する。 これに合わせ、最大手のJX日鉱日石エネルギーは、無料提供中の充電サービスを月額3000円などで会員制にすると発表。出光興産なども同様に有償化を打ち出す方針で、EVをめぐる充電ビジネスが本格始動する。 4社による共同実証は、資源エネルギー庁の補助対象事業で、コスモ石油、昭和シェル石油も参加。共通のロゴマークを掲示したスタンド、各社発行の会員カードを相互認証できるようにする。共通ウェブサイト(www.evssnet.com)で充電器の位置や空き状況なども確認できるようになる。 JXエネは同日、実証実験の対象となる首都圏18スタンドで、無料提供中の急速充電サービスを来年1月12日から有料会