単位系と定数について 理系の高校三年生です。 明治大学の電磁気の過去問に「金属球に電荷を与え、周辺の電場/電位の様子を考察する」ような問題があります。 この問題に対し、ある参考書では「この問題では単位が明記していないが、電磁気の分野では、MKSA単位系とみなして解いてよい」と前置きし、比例定数kの代わりに1/(4πε0)を使って解説しています。 が、正直よくわかりません。 Wikipedelia「MKSA単位系」では以下のように書かれています。 ------------- MKSA単位系は4元系であり、3元系より物理定数が1つ多い。ただしこれは、物理法則が変わるなどといったことではなく、3元系ではその物理定数は1となるので、あえて呼び名や記号を与えないというだけのことである。 MKSA単位系では、真空の透磁率 μ0 と真空の誘電率 ε0 が増える。表面的には2つだが、ε0μ0c2 = 1が
複雑な物理現象をより基本的な無次元数の組み合わせ として解析し、現象のスケールを問わない一般性のある結果を得るための手段が相似則(law of similarity)である。無次元数をもとに解析を進めることで実験を少なくできるし、無次元数により結果を整理することで,その結果を化学工学の主な目的であるスケールアップに利用することができる。 流れの場の代表的長さ(管の径や物体の長さ)代表的速度をそれぞれl, U とする。時間の代表をを、圧力の代表をとする。これらの代表量(スケール)により長さ、速度、距離、圧力を無次元化する。(gは重力加速度) これらより、ナビエ-ストークスの式は次式のように無次元変数で表せる。(x方向のみ示す) この式は無次元だから()内の値もまた次元のない量すなわち「無次元数」であり、次のように定義される。 レイノルズ数: フルード数: 上式は無次元であるから、このR
先日のボブスレーの話 の中で,ちょこっと言葉として出したものです.ちょっと難しい言葉ですが,大事なことなので少し書いてみたいと思います.「次元」というと,相対性理論で出 てくる「4次元」,超弦理論で出てくる「26次元」,そしてルパンの相棒(これが一番多いでしょうね)といったものを想像する人が多いと思います. 意外な厄介者 物理を勉強する上で意外な厄介者があります.それは「単位系」と呼ばれるものです.これは物理量を表す基本単位の組合せのことで,「MKSA単位系」や「CGS単位系」というものがあります. MKSA単位系:M(メートル),K(キログラム),s(秒),A(アンペア)を基本単位とする CGS単位系:cm(センチメートル),g(グラム),s(秒)を基本単位とする た とえば,「1キログラム」という表現は MKSA単位系での表現であり,CGS単位系では「1000グラム」と表すことになりま
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