総務省の有識者会議が8月30日、AMラジオ局がAM放送をやめ、ワイドFMに一本化することを容認する方針を示した。AMラジオ局が加盟する日本民間放送連盟(民放連)が今春、経営環境の厳しさを理由に総務省へ要望していた。 民放連によると、1991年度に2040億円だったAMラジオの営業収入は2017年度に797億円と約6割減少。直近の2018年度もAMラジオを含む中短波は前年比3.3%の減少で、2019年度も1.5%減の見通しだ。民放連の大久保好男会長は今年6月、報道関係者を前に「ラジオ局の経営の選択肢を広げてもらいたい」と訴えた。