新宿にて。初日。ピクサー新作。3D吹替を選びました。いままでのピクサー作品とはあきらかに方向性を変えてきていて、驚くとともに、なるほどとおもいながら見ました。とくに冒頭で、カールじいさんの生涯をちょうダイジェスト(3分くらい)でフラッシュバックさせるのにはびっくり。これを最初に持ってくるか……とびっくりしました。笑える場面も多く、たのしく見れました。 見ながら感じたのは、後半が『地獄の黙示録』と同じモチーフをなぞっていることで、個人的には、子どもまんがのフォーマットで『地獄の黙示録』をあらためてやり直す、というアイデアにまず興味がわいた。なぜカーツ大佐のような人物がでてくるのか。子ども映画なのに……。カールじいさんがベネズエラへでかけ、そこでとある人物に会うことの理由は、つまりはかつての自分自身、分身に会ってけりをつけることでもあり、過去をきれいに精算しにいくという目的があるように感じた。