トートロジーの続きから。 トートロジーと分析的真理 前回で真理値分析によって論理式が分類されて、中でもトートロジーってのが重要だとわかった。ここでもう少しトートロジーとは何かということについて考えたい。トートロジーとは「それに含まれる原子式の真理値の取り方に関係なく常に1となる式」ということだから、日本語で考えるならば、要素となっている命題の内容によらず、その形式だけで常に真になるような命題、よって、論理定項の意味だけによって真になる命題である。つまり原子式=単純命題としたとき、それの真偽にかかわらず、その結合の仕方だけで常に真になるような命題である。そしてこれはある意味での真理である。じゃあ、真理って何なのって話になるので例を挙げて考えよう。 荒木飛呂彦が漫画家であるならば、荒木飛呂彦は漫画家である 荒木飛呂彦が漫画家であるならば、荒木飛呂彦はマンガを書く人である 荒木飛呂彦は漫画家であ