「洗練された規格品 必要」 ジル・サンダー2009年4月21日 印刷 ソーシャルブックマーク ジル・サンダー ドイツ生まれ。68年に開業、87年からミラノ・コレクション参加 ラグジュアリーな素材や仕立てを得意とするジル・サンダーが、ユニクロのデザイン監修をこの秋物から手がける。自らのブランドを退いて5年。発表を機に来日し、狙いや希望を語った。 ◇ 多くの提携依頼がありましたが、私は完璧(かんぺき)主義の慎重派なのでめったに応じなかった。ユニクロからの話には驚きましたが、経験や技術をこれからの時代に生かせる、最も適切で革新的な企画ではないかと気づきました。 私は高品質と純粋さを追求してきました。ユニクロは高機能素材を作り、世界の適所で生産して低価格を実現している。力を合わせれば、美しく快適で、シンプルさの中に知性やぜいたくさが感じられる服が作れるのでは。それこそ全く新しい、近未来のファッショ