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2010年9月9日のブックマーク (1件)

  • 日本の「悪弊」克服の処方箋として「坊っちゃん」を読み返す~茂木健一郎@kenichiromogiつぶやき編集 - 本のセンセのブログ

    > 坊(1) 夏目漱石の『坊っちゃん』を子どもの時最初に読んだとき、 坊っちゃんが悪いやつらをやっつける痛快な小説だと思った。 そのうち、この小説の背後に流れる、痛切な哀しさ、 社会の不条理に気付く。 坊(2) 坊っちゃんと山嵐が、赤シャツと野だいこをなぐって、懲らしめる。痛快なようだが、結局職を失うのは二人である。 赤シャツと野だいこはそのまま学校にいて、 マドンナも赤シャツのものになってしまう。 坊(3) そもそも、坊っちゃんの生い立ちはさびしい。 父親は顔を見る度にお前などロクなものにならないという。 台所でふざけて叱られ、親戚の家にいる夜に母親が死ぬ。 死んだのはお前のせいだと言われて兄につっかかり、 またもや叱られる。 坊(4) 肉親が皆坊っちゃんを疎外する中、唯一親切にしてくれたのが、 きよ。 きよだけが、坊っちゃんの心がまっすぐで良いと褒めてくれる。 そのきよの愛を、坊っちゃ

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