調査会社IDCによると、英国でのオンライン音楽配信サービスの普及を妨げている要因は、高めの価格設定とデジタル権利管理システム同士の非互換性にあるという。 IDCの欧州コンシューマデバイス部門で上級調査アナリストを務めるJason Armitageは、iTunes Music Storeのようなサービスが増えているにもかかわらず、英国のユーザーは選択肢が増えたり価格が下がったりするなどの恩恵を受けていないと述べた。 「サービス提供者間の競争が激化したにもかかわらず、サービス加入料、アルバムや楽曲の価格は、依然として高いままだ。現在、英国では、利用できる加入サービスの種類が限られていて、選択肢が少ない。これらのサービスでは月額利用料が不当なまでに高く設定されている」と、同アナリストはリサーチレポートに記している。 Armitageによると問題の一因は、音楽をデジタルフォーマットで販売することで
