ストーマに関するmarikiguchiのブックマーク (45)

  • ハッピーな療養生活のススメ:「若いオストメイトの交流会」in 横浜が開催されます!--3月19日(日)

    近日、「若いオストメイトの交流会」が横浜で開かれます。予約不要で、参加費無料のため、お気軽に参加してみてはいかがでしょうか。ちなみに、“若い”の定義は59歳までとのこと。オストメイトの家族やお友達、医療従事者も参加できるそうです。 ◇ 念のために言うと、オストメイトとは「人工肛門・人工膀胱をお腹につけている人」のこと。わたしも一時期はオストメイトでしたが、突然、自分の体があらぬ状態になってしまった衝撃はとてつもないものでした。 緊急で行った手術の数日後は、お正月で、きれいな日晴れが続いていて、きっと雪に覆われた富士山が空にくっきりと映えて、トンビなんかも飛んでいたのかもしれせん。ところが、わたしの精神状態的にはサルバドール・ダリの世界(と、前も書いた)を、さらに黒い泥で塗りたくったようなもの。今思えば、目に映る朝の澄んだ光と、心がいる場所はまったく一致していませんでした。 しかし、どうい

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    marikiguchi 2017/03/10
    オストメイトも、そのお友達も、参加してみてはいかがでしょうか。59歳までオッケーだそうです!
  • ハッピーな療養生活のススメ:沖縄のたび・3 <療養中もオススメ・石垣島>

    そして到着した石垣空港。 生暖かな空気の中に、密な湿度を感じます。 この空港のナイスな点は、コンパクトなところ。飛行機を降り、ターンテーブルで荷物を受け取り、空港の外へ出るまでの距離が驚くほど短いという。 「あ!」と思ったらすでに外にいました。 このコンパクト感は、「飛行機から出て長い廊下を歩き、聞き慣れない言葉がここぞとばかりに並んだ看板を眺めながら『ああ、すごいところに来た』と、徐々に別世界を感じていく」というような、ドラマチックな気分の高揚を堪能したい人には物足りないかもしれません。しかし、術後や療養中で体力があまりない人や、とにかくすぐにのんびり気分に浸りたい人には、たとえ飛行時間が長くても石垣島という選択肢はアリだろうと思いました。 空港から海が見える! 新しい空港だけあって周囲は思うより整備されていたものの、羽田のような近未来風のものではなく、素朴な島っぽさが漂っていました。

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    marikiguchi 2016/05/17
    どこまでもクリアな海。意外と行きやすいため、「今すぐ癒しが欲しい!」という人にも。
  • ハッピーな療養生活のススメ:沖縄のたび・2 <たびのはじまり—山の天気とハライタ>

    今回の沖縄旅行のポイントは「後遺症」。 ひとつは「ハライタ」、もうひとつは「むくみ(リンパ浮腫)」です。 ◇ まずはハライタ。 山の天気ほどに急変するハラ具合というのは、あんまり心地いいものではありません。ただし、登山家が天気の変化を予測してレインコートやらポンチョやら、ゴミ袋やらを準備するように、慣れてくればそれなりの対処ができます。 一番手っ取り早い方法は、「ごはんをべないこと」! おなかに何もなければ、ハライタもおきません。 絶対におなかが痛くなりたくない+その日の活動にどれくらいの体力が必要か計算できる、という状況の時にこの方法を活用しています。 しかしそのままでは頭も体もヘロヘロになってしまうため、ハチミツを溶かしたお湯や常温の水を携帯します。実際こういった状況になってみると、ハチミツがえらくハイパワーであることに気付かされます。 そのほか、外出時は飴や携帯用のミニ・ハチミツを

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    marikiguchi 2016/05/12
    そのココロは、どちらも経験でなんとかなる!?
  • ハッピーな療養生活のススメ:沖縄のたび・1 <ストーマ(人工肛門)閉鎖後編>

    ふと気付くと最後の投稿から早1ヶ月。人々から存在すら忘れ去られたかというところで、「いっちょう書こうかの」と、何わぬ顔で始めるのであります。 と言いつつ、内心は日々、未更新に焦りまくりだったりもする。 ◇ タイトルの通り、沖縄へ行ってきました。 縁あってちょくちょく訪れていた沖縄ですが、最後は実に2年前。ストーマ(人工肛門)付きのころでありました。 その時の目的は「ストーマがある状態で旅行したらどうなるか」というものでした。チェックポイントはこんな感じ。 ・内部障害がありながら自分のセーフエリア(自宅)から遠く離れる ・飛行機の気圧の変化がストーマやパウチ(ハラに付ける袋)に与える影響の観察 ・ホテルやコンドミニアムでの宿泊中に不都合を感じるか ・ハラにストーマがありつつの車の運転 ・夏っぽい薄着で出歩く ・ストーマ+デラックスな傷あとがありつつ、海やプールでビキニ着用 そのレポートは「

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    marikiguchi 2016/04/29
    閉鎖前とは違う難点があります。「人工肛門でもフツーです」シリーズもまとめました!
  • ハッピーな療養生活のススメ:目の前が真っ暗……に限りなく近いモノクローム

    目の前が真っ暗。 それは将来の展望の意味ではなく、文字通り、目に映る景色のこと。 しかしそれは暗闇とも違い、ところどころ灰色の筋が入ったような不気味な景色。 見えるもの、聞こえるもの、体の感覚、そのすべてがまるで、狂気の世界。 その奇妙なことといったら、突然巨大な手にわしづかみにされて、岡太郎の作品の中にねじ込まれてしまったかのよう。 マカフシギな体験でした。 そんなことがあったなあと、その場所を通るたびに毎回思い出すのです。 ◇ その場所というのはなんのことはない、近所のビルの一角。ぎりぎり築・平成かなというくらいの少々古風なビルでの出来事です。そのビルに入っているお店に行った時のことでした。 そのころは、前回のブログ同様、まだおなかにストーマ(人工肛門)がありました。あったというより、ストーマの登場からまだ1ヶ月くらいのころです。 抗がん剤治療の時は、副作用をやり過ごして気力が戻ると

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    marikiguchi 2015/07/05
    また別の珍体験
  • ハッピーな療養生活のススメ:とある日の、大腸造影剤検査

    「そこを曲がった、一番奥の扉の前でお待ちください」 病院の、CTやレントゲンの検査室が並ぶ一角。 入院中にしょっちゅう訪れていたため、すべて知ったかに見えていた場所。 その受付カウンターで、今までそこに扉があることさえ気が付かなかった、奥まった部屋の前で待つようにと言われたのでした。 そう言えば、いつも検査を待っている間に、そのドアが開くのを見たことがない。わたしの関心がなかっただけなのか、当にめったに開かれることがないのかは分からないけれど、メジャーな空間でないことは確かな気がする。 節電のために薄暗い灯りしかない廊下を進み、言われたあたりの長椅子に座って待つことにしました。どうやらその扉の後にはいきなり検査室があるのではなく、廊下があってさらに奥へと続く部屋があるらしい。不意に人の気配がして扉が開かれると、そこには医師と青い検査着を着たままの中年男性。男性は検査着のすそを浴衣のように

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    marikiguchi 2015/07/01
    大腸の珍妙な異変
  • ハッピーな療養生活のススメ:病気や障害は、エベレスト登頂と同じだ

    80才でエベレスト登頂に成功した三浦雄一郎さん。それは人類の偉業と言えるでしょう。多くの人に勇気をもたらしてくれたことと思います。 彼が見てきたものはいったいどんな光景であったのか。一歩一歩、山を踏みしめる時に感じたのはどんなものだったのか、当のところは体験した人以外には分かりません。しかし、そのすべての経験は彼の内に残り、ほとんどの人が見ることのできない世界を見、成し得ないことをしたという事実は大きな自信につながっているはず。 そして、そのような誰もができるわけではない偉業を遂げたことを、人は賞讃し、尊敬の眼差しを向けます。 ◇ わたしは、病気に挑んだり、障害を持ちつつ生きる(もしくは障害を持った人を支える)ことも同様に賞讃に値すると思っています。しかも、この場合は自らの意志で「困難」という山に入ったのではなく、そこにいきなり投げ出されて、それでも生きていこうと歩き出しているのです。

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    marikiguchi 2015/06/19
    改めて、経験は貴重だと思った話。
  • ハッピーな療養生活のススメ:ストーマには感覚がないのに、腸には感覚がある件+α

    ストーマ。 つまりは「人工肛門」。 すなわち「腸」。 ストーマとは、おなかに切り込みを入れ、そこから腸の切り口を外に出したもの。 そんな奇想天外な状態を、医学は造りだすことができます。 それはまさに、“術”と呼ぶにふさわしい治療法。 そしてさらに奇妙なのは、我々の持つ人体の構造のひとつ。 それは、「ストーマには感覚が全くない」ということ。 ツンツンしたり、プニプニしてみても、自分の腸(=体)に触れている感覚は皆無。 ストーマは、おなかの中に渦巻く腸に続き、さらに胃へつながって道となり口に至るという、体内にみっちり配置された臓器の一部だというのに、まるで他人の内臓のよう。 しかし理不尽なのは、「腸は痛む」ということ。 下したり留まったりという時はもちろん、腸閉塞なんかになったら大変痛い。 ……感覚がないのに痛い? ……痛覚と触覚は別モノ? 意味不明すぎるこの構造。 それを解明すると昨年9月

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    marikiguchi 2015/06/09
    腸には感覚がなくてある?!という謎に迫る。
  • ハッピーな療養生活のススメ:1年前のこの日

    少し前、「5.11事件の章」でがんの告知記念日的なことを書きました。 そして今日は別の記念日。 1年前の今日は、最後の入院から家に帰ってきた日です。 がん告知の日を忘れていたように、もちろんこの日も覚えていませんでした。しかし、「1年間に4度も手術するのか!」と思ったことからだいたいこのへんだったという記憶がありました。 よく、「がんが発覚してから5年経過」という話を聞きます。それを目標にされている方も多いことでしょう。 実は、わたしはがんの経過年数をあまり意識していません。どちらかというと、最後の入院から1年経った今日の方が感慨深いものがあります。 というのも、その時は手術のための入院で、それから1年間、腸閉塞を起こさずにこれたからなのでした。 一度でもハラを開ければ必ず癒着ができ、腸閉塞のリスクが起こります。再度手術する時は癒着をはがしてから必要な処置を行い、閉じるものの、その後にまた

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    marikiguchi 2015/06/05
    今日はちょっとホッとする日!なのでワイン飲みます。おなかは痛くなるけど。
  • ハッピーな療養生活のススメ:人工肛門でもフツーです<其の十二> 旅のシカタ

    人は、自分の身や心に異変が起きたとき、内にこもってしまうことがあります。 そして、わたしが人工肛門造設直後にそうだったように、「好きだったあれもこれも、前と同じにはできない」と思ってしまうことがあります。それは、単なる先入観の場合もあれば、なかには当にできなくなるものもあるかもしれません。 しかし、どちらにしても前と同じである必要はなく、また、人と同じである必要もないと思います。 ◇ 幸いわたしは、がんのことも人工肛門のことも、比較的早く受け入れることができました。受け入れられたらこっちのモンで、ボウズ頭で遊んでみたり、ビキニを着てみたり、いろいろなことをやってみたのでした。 しかし、長いこと悩んでしまう人もたくさんいると思います。人に会いたくなくなる場合もあるかもしれませんし、何かをやりたくても、心のブレーキがかかってしまう人もいるかもしれません。 でも、それはそれで、あせる必要もなけ

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    marikiguchi 2015/04/05
    シリーズラスト!みんな、楽しい旅ができますように!
  • ハッピーな療養生活のススメ:人工肛門でもフツーです<其の十一> 沖縄ストーマ旅/コスプレ!

    今回はストーマというより、脱毛コスプレのお話。 この当時、まだわたしのアタマは抗がん剤の副作用から復帰して間もない、スーパーベリーショート。世間一般にそういうファッションもあるくらいなので、「わざとです」とばかりにコスプレを展開していたのですが、旅先という異空間で、しかもリゾートという特別なロケーションではさらにやりやすい。 以前も書きましたが、「リゾート」というのは完全にバケーションモードになるために、多少はっちゃけてもOKな気分になるという、コスプレにはたいへん好都合なシチュエーションであります。 特にリゾートホテルは、ビジネスで宿泊する人はほぼおらず、街ナカとは違って観光客オンリー。普通でない格好をしても許されるうえ、気にもされないのです。 いわば、エブリディ・ハロウィーンといったところ。さすがに頭にツノ生やしたりはしませんが。 というわけで、脱毛コスプレにイマイチ手が出せないでいる

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    marikiguchi 2015/03/25
    今回は脱毛コスプレ
  • ハッピーな療養生活のススメ:人工肛門でもフツーです<其の十> 沖縄ストーマ旅/ビキニ!

    南国リゾートの必須アイテム、それは「水着」!!! 以前、「人工肛門でもフツーです<其の二> プールに行こうノ巻」で書いたように、多少の準備さえあれば、まったくフツーに水着を着用できます。しかし今回は運動用ではなく、“魅せる”タイプの華やかな水着にトライ。やはり、リゾートですから。 「南国」という、何やら爽快な響きの元では浮かれたマインドになるのが面白い。 ということで、着てみました。 チェックポイント 5、ストーマ&ハラにデラックスな傷あとがありつつ、海やホテルのプールでビキニ着用 近年の水着のファッション事情はオストメイトに大変ありがたい。というのも、体型を隠しながらカワイく着れるワンピースやセパレートの水着が非常に多く出ているからです。おなかのお肉が隠せるのであれば、パウチも隠せるではありませんか。 そしてさらには、“ハイウエストのビキニ”なんてものも流行しているのです。50〜60年代

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    marikiguchi 2015/03/19
    さすがに写真的にキツいのでニャンコ登場
  • ハッピーな療養生活のススメ:人工肛門でもフツーです<其の九> 沖縄ストーマ旅/薄着でもフツー

    最近はいちいちブログアップの間隔が開いてしまって、シリーズものなのにありえないなと思いつつ、適当に書くのも納得いかないので隙き間を見計らっているという状況。 今回は少々旅に出ていて、その間、ほぼ誰とも無通信状態でもありました。人とは関わらずに「ひとりボーっとしよう」というプランだったのです。結局、立ち止まる度にいろいろな人とつい話し込んでしまって日常よりも関わりまくりだったのですが。それもまた一興。 しかし、シリーズの「沖縄ストーマ旅」のころよりも、腸のドッキング手術をしてストーマがお腹に戻った現在の方が旅には気を遣いました。未だ、ハラの調子が安定せずに突如「ピー」となることがあるのです。腸の疾患で腹痛に悩まされていた人がストーマを造設したら楽になったという話を聞きますが、ちょっとその逆に近い。それでも「ハラ中心」の旅行計画を試行錯誤したおかげでこれからも役立ちそうなプランニングを学習でき

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    marikiguchi 2015/03/11
    今回のイラストは全体に左にかしいでいる……。
  • ハッピーな療養生活のススメ:人工肛門でもフツーです<其の八> 沖縄ストーマ旅/イケてるグッズ

    冬のせいか、一年以上前に終えた抗がん剤のせいか、脳ミソが少々冬眠状態で、動きが冬場のハ虫類並みに緩慢な今日この頃。 ついでに最近はどういうわけか物を落としたりお皿を割ったり、自称しっかり者のキグチにはありえないようなほうけ調子。すべて「抗がん剤の影響か」で片付ければ意味もなく納得できなくもない気がしてしまうのであります。多分、いや、まったく関係ないのですが、何かしらの理由を付けたくなるのが人間。 そんなことはいいとして、「人工肛門でもフツーです」! オストメイト(人工肛門・人工膀胱保有者)の旅、チェックポイント 4、夏っぽい薄着で出歩く オストメイトになったら、どうしても気になるのが「服」。 女子としてはやっぱり見た目は重要。しかしそれ以前に、パウチの違和感が何とかできなければ楽しいお出かけはできません。 ハラから腸が(少々)出ているうえに、ジップロック(中サイズ)くらいのパウチが接着され

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    marikiguchi 2015/02/22
    パウチ体験法も考えてみました!
  • ハッピーな療養生活のススメ:人工肛門でもフツーです<其の七> 沖縄ストーマ旅/宿泊

    前回に引き続き、ストーマとの道行き。沖縄の旅です。 チェックポイント 3、このリゾーティな地でのホテルやコンドミニアムの宿泊 まずはホテルの話。 ありがたいことに、これまで仕事やプライベートで沖縄を訪れる機会がちょくちょくありました。多くの場合、基的にはコンドミニアムに滞在して、たまに滞在中の数日を気分転換にリゾートホテルに泊まるといった形をとっていたのですが、今回は「リゾートホテル宿泊」が必須項目のひとつでした。リゾートホテルは旅行の中でも特に非日常を感じる場所だからです。 しかし、その雰囲気に引け目を感じることはありませんでした。 逆に、そのリゾートムードに乗せられて楽しい気分。 あれこれ面白いものがあるリゾートホテルではストーマをかまうどころではないのです。でもきっと、ルンルン気分はストーマも感じてくれているはず。なにせヤツは常にハイテンションですから。(ハイテンション具合は「腸閉

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    marikiguchi 2015/02/07
    泊まり方いろいろ。ストーマもルンルン♪
  • ハッピーな療養生活のススメ:人工肛門でもフツーです<其の六> 沖縄ストーマ旅』

    人工肛門シリーズに戻って、ストーマンが空を飛んだところまで。 そしてやってきました南の島、沖縄。(一年前のお話) この旅行の目的はオストメイト・リサーチでありました。 当はさらにチャレンジが必要な海外に行きたかったのですが、「まあまあ階段がのぼれる」程度にしか戻っていない体力では、命の危険すらありそうな気がしたため断念。それでも、今回は滞在中のさまざまなチェックポイントがありました。 ◇◇ 1、内部障害がありながら自分のセーフエリア(自宅)から遠く離れる 2、ハラにヘンなものがありつつの車の運転 3、このリゾーティな地でのホテルやコンドミニアムの宿泊 4、夏っぽい薄着で出歩く 5、ストーマ+デラックスなハラの傷あとがありつつ海やホテルのプールでビキニ着用 ◇◇ それぞれ、何かしらの不都合がないかどうか、あるとしたらどんなものかという調査です。 ズバリ結論を言ってしまうと、「どれもおおよそ

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    marikiguchi 2015/02/03
    今回はひろーいお部屋に滞在。何にしてもしっかりした準備がポイントですね。それだけで安心。
  • ハッピーな療養生活のススメ:人工肛門でもフツーです<其の五> ストーマン そらをゆくノ巻

    人は、いきなり何かしらの変化が身に起きた場合、さまざまなことに不安を感じます。 オストメイトになることも、急な変化のひとつ。何しろ、麻酔で眠って目覚めたら不思議な状態になっているのですから。 そして、当は何が大変で、何が不安になるほどでもないかというのは、ひとつひとつ試していかなければなりません。 そして、オストメイトがどことなく不安を感じるもののひとつが「飛行機」! 今回は「ストーマン そらをゆく」と題して、擬人化した童話調でいきたいと思います。念のため解説すると、ストーマンとは当然、ストーマのことです。 ◇◇◇ 「ストーマン そらをゆく」 ストーマンはある日、空を見上げて言いました。 「飛行機に乗って、どこかに行ってみたいなあ」 しかし、ストーマンはひとりで行くことはできません。 なぜかって? それは、「人」のおなかにくっついていて、自由に歩くことができないから。 いつも気のむくまま

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    marikiguchi 2015/01/19
    今回は童話調。
  • ハッピーな療養生活のススメ:人工肛門でもフツーです<其の四> 電車に乗ろうノ巻

    「電車……?乗れば?」 とお思いでしょうか。 チッチッチッ 病気&障害を甘く見てはいけません。 病気はそれ相応の体力を奪っていくものであり、また、障害で一番のネックになるものは多くの場合、精神面です。自分がこんな体になってしまったというショックで家から出ることすらできなくなる人もいて、特に年配は寝たきりになってしまうこともあるそうです。 それを乗り越えたとして、それでも外出の際はちょこちょこと面倒なことがあります。 治療の後遺症や障害があると、普通なら考えなくてもいいことに注意を払わなければいけません。 たとえそれが、「電車に乗って出かける」というだけのことであっても、いろいろなシチュエーションに対応できるような準備が必要なのです。身体的にも、携行品的にも。 慣れてくればそれもひとつの日常になるので、そこまで大変かというとそうでもないのですが、普通であれば「バッグをひっつかんで外に出る」と

    marikiguchi
    marikiguchi 2015/01/05
    多分、あなたの乗る通勤電車にもオストメイトは何人かいるはずです。
  • ハッピーな療養生活のススメ:人工肛門でもフツーです<其の三> ジョギングしようノ巻

    前回に引き続き、スポーツネタ。でも、水関係ではなく、オストメイトにとってはもっと気楽に楽しめるスポーツです。 以前書いたように、オストメイトであるために制限される活動というのは、重量挙げのようなおなかに力を入れすぎる運動や、ストーマに衝撃を与えるレスリングくらい。 そのほかは、結構ムリなように思えるものも無理ではありません。 なかなか体にフィットするパウチが見つからないなど、個々の都合によるものを除けば、なんだってできちゃうのです。 ◇◇◇ そして、ジョギング。 ジョギングの利点は、家の近所でできること。 家を中心にグルグル回れるルートがあれば、何か調子がおかしい時にすぐに帰ってこれます。それに自分の家なので、当たり前ですが周りを気にしての服の脱ぎ着をしなくていいのです。 ただ、心配になるのは振動、そしてパウチがジャマだったり、カサカサと気持ち悪かったりしないだろうかということかと思います

    marikiguchi
    marikiguchi 2014/12/17
    これも、写真を見てもハラにヤツがいるなんて分からないはず!
  • ハッピーな療養生活のススメ:人工肛門でもフツーです<其のニ> プールに行こうノ巻

    「人工肛門でもフツー」シリーズを書く!といいつつ二週間も空いた上に別の話をしてしまい、自分でも何ともはがゆさのある展開なのですが、意外なことがあるのが人生だな、と適当に納得して、何わぬ顔で進めるのであります。 そして、シリーズ第二弾は「プールへ行こう」。 人前で服を脱ぐ場所はどこであれ、オストメイト(人工肛門・人工膀胱保有者)には少々やりづらいもの。でも行ってしまいます。 しかし、温泉でもたいして勇気はいらなかったと書きましたが、実はプールはもっと行きやすい。なんせ、スッポンポンではないからです。 なので、一人で行きました。 それこそ、フツーに。 しかし、さすがに自慢のお風呂グッズで泳ぐわけにはいきません。水泳では水の抵抗を受けるので、パウチをまるで自分の体のようにフィットさせなければならないのです。 市販されているものの中にはパウチ全体を覆ってハラに貼るシート的なものがあるのですが、結

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    marikiguchi 2014/12/13
    海外のオストメイトグッズはイイ!