「ハーゲンダッツ」の最後の店舗となった新浦安店では、多くの客が終日長い列を作った=千葉県浦安市で2013年4月25日、野原大輔撮影 [拡大写真] 高級アイスクリームブランド「ハーゲンダッツ」の最後の店舗となった新浦安店(千葉県浦安市)が25日、営業を終えた。紙カップやコーンで提供されるアイスや店舗限定メニューなどを惜しみ、多くの客が終日長い列を作った。 1984年に東京・青山に第1号店が登場、94年には全国95店舗を構えた。だが、輸入自由化やコンビニエンスストアへの販路拡大の影響で、事実上の店舗撤退となった。 浦安市のパート、宮川歩さん(33)は「さびしいが、今後はスーパーで買いたい」。デフレの中でも値崩れしていないハーゲンダッツ。今の「甘い」景気見通しも溶けずに続きますように。【野原大輔】