閉園することになったエキスポランド 20人が死傷するジェットコースター事故を起こし、民事再生手続き中の遊園地「エキスポランド」(大阪府吹田市)が再建を断念し、閉園することが分かった。多額の債務を抱える運営会社エキスポランド社が支援企業を見つけられず、「事故のイメージが残ったまま再開しても、客足が戻る可能性は低い」と判断した。72年3月に開園、延べ8千万人が入園した関西有数の遊園地は、約37年の歴史に幕をおろす。 関係者によると、エキスポ社が9日、取締役会で最終決定し、大阪地裁に民事再生手続きの廃止を求める上申書を提出。今後、破産手続きに入る。従業員約30人の大半には既に解雇の方針が伝えられているという。 エキスポ社は再生法の適用で総額16億円の債務を軽減した上で、同園を再開する道を模索。園名を変え、ファミリータイプの施設に一新する計画などを練り、資金援助のスポンサー企業探しを続けてい