韓国軍は、北朝鮮軍の兵士が軍事境界線に近づいたため警告射撃を行い、双方が撃ち合う事態になったことを明らかにし、監視と警戒を強めています。 韓国軍の合同参謀本部によりますと、19日午後5時40分ごろ、ソウルの北西、キョンギ道(京畿道)パジュ(坡州)の非武装地帯で、北朝鮮軍の兵士10人余りが軍事境界線に近づいたため、警告の放送を行ったあと、警告射撃を行ったということです。 これに対して北朝鮮軍が報復射撃を行い、2発が韓国軍の監視所付近に着弾したため、さらに韓国側が射撃を行う事態となったとしています。 これまでのところ、韓国側に被害はなく、韓国軍は付近の住民を避難させるとともに北朝鮮軍に対する監視を強化しています。 北朝鮮は、今月、インチョンアジア大会の閉会式に合わせて、キム・ジョンウン(金正恩)第1書記の側近らが韓国を訪れて、韓国政府の高官と会談を行ったほか、先週は北朝鮮からの提案で3年8か月