2007年9月13日のブックマーク (3件)

  • セルフ・ディフェンス・フォウス -

    街は怪獣に襲われていた。 東京タワーがひしゃげ、まわりのビルも倒壊している。巻き上がる黒煙が陽光をさえぎり、あたりは薄暗い。いや、あちこちで炎があがりその付近だけは黒煙をオレンジ色に照らしている。 自衛隊の戦車もつぶされた。戦闘機も怪獣の怪光線で蒸発してしまった。この世のおわりだ。 僕はふらふらと路上に歩き出す。すると向こうから翼の生えた悪魔のような化け物が飛んできた。怪獣だけじゃなく他の化け物もうろついているんだ。 目の前で悪魔が大鎌を振り上げる。僕が頭をかかえてしゃがみこむと、誰かが僕と悪魔の間に飛び込んできた。 何もおきない。 おそるおそる目を開けると自衛隊の迷彩服を着た女の子が立っていた。 「大丈夫?」 「あ、はい」 高校生くらいに見える。僕のお姉ちゃんと同じくらいかな。と、その後ろにまだ悪魔が立っているのをみて僕は震える。 「大丈夫だって。こいつには《再帰関数》を送り込んだからも

    セルフ・ディフェンス・フォウス -
    maroyakasa
    maroyakasa 2007/09/13
    これはよい!
  • ヨーコの日記 1

    ヨーコの日記です 高校生です 恋に憧れる16才 自己紹介をします! どうぞ宜しく!

    ヨーコの日記 1
    maroyakasa
    maroyakasa 2007/09/13
    ああ、そうさ。僕は汚い大人さ。だから言うよ!お金の匂いがする。
  • 登美彦氏、祝杯をあげる - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

    学生時代、登美彦氏とともに大文字で肉を焼き、真夏に自転車で琵琶湖を一周して死にかけ、哲学の道で『善の研究』を読もうとして挫折し、地主神社で「恋が実る」石を手探りしておうおう泣いた戦友があった。 名を明石氏という。 登美彦氏が大学で学んだことの大半は、明石氏から教わったことである。 明石氏は登美彦氏の友人にして師匠であった。 明石氏という男なくして『太陽の塔』はなく、『太陽の塔』なくして今日の登美彦氏はない。 今をさること数年前。 登美彦氏は明石氏との妄想話を好き勝手に作り替えて『太陽の塔』に書き、おのれの恥部を満天下にさらす暴挙に彼を巻き添えにした。いざ、日ファンタジーノベル大賞を受賞して出版という運びになって、登美彦氏は心配になった。 登美彦氏は彼に電話をかけた。 「恥ずかしい過去が公表されてしまうが、いいか?」 明石氏は答えた。 「かまわん。俺は恥ずべきことは何もやっていない」 その

    登美彦氏、祝杯をあげる - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ
    maroyakasa
    maroyakasa 2007/09/13
    小説読んでいると感慨深いものがあるです。