昔、北陸地方に面白い女子バレーボールチームがありました。 チームのキャラクターは猫。 選手たちもキャラクターに負けないじゃじゃ猫っぷりで、個性が強い選手たちが金髪でアクの強さを強調し、選手個人の特徴をチームのシステムとして最大限に発揮しようとしてきたチーム。 バレーボールという競技を自由に解釈して遊んでいる姿は、バレーボールという競技の面白さをわかりやすく見ている者たちに伝えてくれていました。 セッターがスパイク賞狙ったっていいじゃん。 サーブカット、全部オーバーで取ったっていいじゃん。 プレイ以外でもやっていることが面白い。 選手が観客の出待ちをしてみたっていいじゃん。 極端な発想を攻撃バレーに結びつけるそのチームは、いつしか北陸の不良少年少女たちの憧れになる。 このチームのバレーボールを見たワルどもは、いつしかバレーボールという競技からさまざまな大切な事を学び、世の中