ブックマーク / numagasablog.com (11)

  • 2023年映画ベスト10&優勝!(+次点の傑作10選、さらに部門賞) - 沼の見える街

    とんでもない幕開けとなってしまった2024年ですが(能登周辺の皆様の無事を祈りつつ、できる範囲で支援していきたいと思います)、それでも新たな年をやっていくぞ!という気合いを込めて、2023年の素晴らしい映画を振り返ろうと思います。2023年はたぶん135くらい劇場で観ており、良作も多かったため全然10に収まらないので、次点の傑作10選、さらに部門賞などつらつら書いています。最後まで読むと超長いので適当に切り上げてください。 その前に宣伝ですが、↓私とビニールタッキーさんが映画の話をとことんしたおす、1/7(日)に迫る「ビニがさ新年会2024」もぜひきてくれよな!numagasablog.com ちなみに今みたら参加者39人になってました、ありがとうございます。久々の開催だし5人とかだったらどうしよう(ボドゲでもやるか…)とか思ってましたが、なかなか賑やかになりそうで良かったです。でも立

    2023年映画ベスト10&優勝!(+次点の傑作10選、さらに部門賞) - 沼の見える街
  • 窓の向こうに何を見る。『映画 窓ぎわのトットちゃん』感想&レビュー(ネタバレあり) - 沼の見える街

    今年・2023年の日アニメ映画は、大豊作だったと言っていいだろう。 私が鑑賞したり感想を書いたりした限られた範囲だけでも、斬新なキャラデザが光る『金の国 水の国』、鳥山明の良さが詰まった快作『SAND LAND』、芸能界と社会の歪みを斬る【推しの子 Mother and Children】、ハイセンスな絶滅どうぶつアニメ『北極百貨店のコンシェルジュさん』など、数多くの忘れがたい劇場アニメ作品をあげることができる。なんなら昨年末に公開して話題をかっさらった大傑作『THE FIRST SLAM DUNK』も今年の夏までずっと上映され続け、劇場を盛り上げていた。配信アニメでは、サイエンスSARUが海外のクリエイターとがっつり組んで作り上げたNetflix『スコット・ピルグリム テイクス・オフ』は特に注目すべき一作だ。(ちなみに海外アニメは海外アニメで凄まじい豊作イヤーだったが今は置いておく。)

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  • アオサギの話しかしない『君たちはどう生きるか』考察&感想&レビュー - 沼の見える街

    アオサギという鳥が好きだ。日中で見ることのできる、とても身近な野鳥でありながら、大きな体をもち、翼を広げれば全長は1.5メートルにもなる。あまり人や外敵を恐れぬ泰然とした佇まいにも目を奪われる。目元から冠羽へとつながる濃紺の模様や、長い首を彩る斑点、くすんだ青灰色の色合い…。いわゆる「サギ」として連想する真っ白な羽のシラサギ(実はこれは種の名前ではなく、ダイサギ・チュウサギ・コサギらをまとめた通称なのだが)とは一線を画する、野性的な美をアオサギはその身にまとっている。 そのルックスに恥じず、アオサギの暮らしはワイルドだ。魚や虫や甲殻類だけでなく、時には同じ鳥類や小型哺乳類まで捕する。「張り詰めた弓」のようにジッと動かないかと思えば、突如として矢のような瞬発がひらめく。長い首を素早くのばし、鋭いくちばしで獲物を捉えるのだ。堂々たる巨体の優雅さと、刃物のような攻撃性を兼ね備えたアオサギを眺

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  • こういうのでいいんだよLV100。『ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り』感想&レビュー(ネタバレあり) - 沼の見える街

    「頭空っぽにして楽しめる映画は、頭空っぽでは作れない」という有名なことわざがある。いや実際にはないが、多くのクリエイターが同意する真理だろう。観る側は頭を空っぽにしようが熟考しようが好きに観てOKなのだが、作る側が「頭空っぽ」で雑に適当に作ってしまえば、まず間違いなく観客は「えっ今の展開おかしくね?」とか「今時こういう表現はないわー」とか「とにかく話がつまらない」とかいちいち気を散らされてしまい「頭空っぽ」では楽しめなくなることだろう。「頭空っぽで楽しめる」とか「こういうのでいいんだよこういうので」と観客が思えるような「ちょうどイイ!」塩梅の作品を作るのは、実は極めて高度な技術なのだ。その真実を改めて思い知らせてくれる、「こういうのでいいんだよLV100」みたいなエンタメ大作が劇場に降臨した。『ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り』である。 『ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトロー

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  • 後悔と手をつなげたら。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』感想&レビュー(ネタバレあり) - 沼の見える街

    無限の可能性が広がっているということは、無限の後悔が待っているということだ。 可能性は選択を生む。今日の昼にピザをべるか/カレーべるか、まっすぐ家に帰るか/スーパーに寄るか、映画館で『アントマン&ワスプ:クアントマニア』と『別れる決心』のどちらを観るか、このブログを読むか/読まないか…。そんな日常的なごく小さな選択であっても、どんなに小さな変化だたっとしても、何を選ぶかで確実に未来は変わる。 そして当然、人生にとってもっと大きな意味を持つ「選択」もある。夢への挑戦を続けるか/諦めるか、誰と結婚するか/そもそも結婚しないか、子どもを持つか/持たないか、愛する人を殺した人間に復讐するか/赦すか…。まるで常に「二択」かのように並べてしまったが、言うまでもなく現実の選択肢は膨大であることを考えれば、「可能性」の数は無限に近い。 そして私たちが「可能性」を認識し、想像力を持つ生き物である以上

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  • ド迫力な小さい話。『イニシェリン島の精霊』感想&レビュー(ネタバレあり) - 沼の見える街

    あらすじだけで思わず観たくなる映画は沢山ある。女の子が巨大なレッサーパンダになってしまう映画。悪者が人類の数を半分に減らしてしまう映画。黒人が経営する牧場をUFOが襲う映画。2人の最強のインド人が出会い、とてつもない関係を築く映画…。万人に開かれたエンタメである映画には、こうした「一言でわかりやすく面白さを説明できる」キャッチーさが求められるものだ。 その一方で…「おじさんが親友のおじさんになぜか嫌われちゃった!どうしよう」というあらすじの映画もある。「知らねえよ……」としか言いようがない。しかし、そんな映画『イニシェリン島の精霊』がこんなにも面白いのだから…映画とは、実に豊かで奥深いものではないか。 『イニシェリン島の精霊』鑑賞。「おじさんが親友のおじさんになぜか嫌われちゃった」という、これほど「知らねえよ…」となる話も珍しい映画だが、事態が静かにエスカレートするにつれ、世界のどこでも通

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  • 2022年映画ベスト10!(+栄光の次点イレブン) - 沼の見える街

    毎年恒例の「映画ベスト10」発表時期がやってまいりました。今年は劇場で観た映画は116くらいでした(配信を含んでないのと、重複があったりするので数が正確なのかよくわからないけど大体…。) これまではイラスト+手描き文章の図解で発表していたんですが、今年はブログ感想を再始動したこともあり、イラストを描きつつも文章をメインにしてみました。その結果めちゃ長くなってしまった(18000字以上)…っていうかぶっちぎり過去最長記事になってしまったのでお時間ある時どうぞ。 参考までに2021年ベストはこちら↓ numagasablog.com あと昨年2021年はなんとなく順位つけるのやめてみたんですが(決定的な1位みたいのがなかったため)今年はベスト10には無理やり順番つけてます。まぁ自分の中の優先順位みたいのもわかって面白いからね。 さっそく発表していきたいと思いますが、毎年のことながらベスト1

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  • 原作『SLAM DUNK』全巻ひさびさ再読&『re:SOURCE』も読んだよメモ - 沼の見える街

    『THE FIRST SLAM DUNK』がとにかく素晴らしかったし、感想記事↓もかなり読んでもらってるようなので…… numagasablog.com ケジメをつけるため(?)原作漫画の『SLAM DUNK』をものすごい久々に再読してきた。思い切って全巻買ったぜ!と言いたいところだが実際は近所のスーパー銭湯の漫画コーナーで1日がかりで全31巻読んできた(いうてハイペースなら5〜6時間くらいで読破できたが)。名作なんだし買っとけよって感じだが『SLAM DUNK』は紙しか出てなくてボリュームも凄いので一歩踏み出せなかった…(漫画はスペース的な問題でもう電子しかほぼ買わない派なのです)。映画は確実にもう1回観るしちゃんと金払うからよ…(当然) みんなは買え↓ amzn.to というわけでせっかく読破したので原作漫画の簡単な感想を書き連ねておきます。結論から言えばやっぱ日で一番有名な漫画(の

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  • 天才の頭の中を覗くような。『THE FIRST SLAM DUNK』感想&レビュー - 沼の見える街

    バスケットボールはあまり好きではない。中学の時、バスケ部の連中がイヤなやつばっかりだったからだ。性格の悪いイジメっ子とチャラいアホがたしなむスポーツ、それがバスケなのだろう…。そんなふうに中学生の私は考え、それ以降バスケを見たり遊んだりする機会も特になかった。私の人生とバスケの唯一の接点といえば大人気漫画『SLAM DUNK』(以下スラダン)であり、一応読んでみたら名作だけあって確かに面白かった。しかし中学のバスケ部には自分を桜木花道だと思いこんでるアホとかもいて陶しかったので、「スラダン」がバスケのイメージを向上するまでは至らず、バスケは私の心の「別にどうでもいい箱」に入れられた。 しかしそんなバスケ一切興味なし人生に、もう一度バスケに触れる機会が訪れた。映画『THE FIRST SLAM DUNK』である。予告編を見た時点では、特に思うところは全くなかった。あ〜最近よくある感じの名作

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    marsrepublic
    marsrepublic 2022/12/10
    素晴らしいレビュー/言及されているFLEE名作なのでオススメです
  • 『マグニフィセント・セブン』紹介マンガ - 沼の見える街

    公開中の西部劇映画『マグニフィセント・セブン』の紹介マンガです。今回は文章よりも絵が描きたかったので文はあとから考えました。あらすじとか飛ばしていきなり人物紹介から入っててアレですが、まぁ、わかるか…。シンプルに楽しいバトルものとして大変オススメです。最初の公開規模がデカすぎて逆に縮小してるみたいなので、興味ある方はお早めに…。

    『マグニフィセント・セブン』紹介マンガ - 沼の見える街
    marsrepublic
    marsrepublic 2017/02/04
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  • 『この世界の片隅に』紹介マンガ - 沼の見える街

    素晴らしいとしか言いようのない傑作アニメ映画『この世界の片隅に』、勢いで紹介マンガを描いちゃいました。(マンガっつっても文字ばっかりですけど!)かなりユルい感じですが、こういうプレゼンもあってもいいじゃろ!と思いまして…。まずは一回みとってください!まじで!

    『この世界の片隅に』紹介マンガ - 沼の見える街
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