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  • 【ネタバレ】『シンエヴァンゲリオン劇場版』解説・考察:エヴァとわたしの関係を「書き換え」る | ナガの映画の果てまで

    ついに『エヴァンゲリオン』新劇場版シリーズの完結編にあたる『シンエヴァンゲリオン』が劇場公開となった。 最初に言っておきたいのは、私自身は『交響詩篇エウレカセブン』や『天元突破グレンラガン』の方にむしろ強い思い入れがあり、『新世紀エヴァンゲリオン』に入れ込んできた人間ではない。 ただ、やはりここまで続いてきたコンテンツを紛いなりにも追いかけてきた人間として、すごく思うところの多い映画であったし、1映画の枠にはとても収まりきらないようなとてつもない作品であると断言できる。 この作品がなぜすごいのか?を自分なりに考えていたが、1度見ただけで結論が出せるものではないと思い至った。 ただ、それでも自分の中で語りたいことは決まっていると、そう思っている。 今回はお話するのは、いわゆる1つ1つの設定や細かな描写を取り上げて、物語の中盤以降の専門用語が飛び交う謎めいた展開を紐解いていくような考察では

    【ネタバレ】『シンエヴァンゲリオン劇場版』解説・考察:エヴァとわたしの関係を「書き換え」る | ナガの映画の果てまで
  • 【ネタバレ】『君は彼方』感想・解説:既視感のパッチワークと自己解決で進行する物語 | ナガの映画の果てまで

    『千と千尋の神隠し』は都市伝説的に死後の世界の話なんて言われることもありますが、そもそも「名前を奪われる」という形で1人の少女の「死」を描いています。 そんな少女の異世界に「行って帰って来る物語」である同作と、主人公が死と生の境界の世界を彷徨って、現実世界に戻って来る物語である『君は彼方』はどことなく似ているわけです。 加えて、物語の全体的な作りは、もう使い古されたなんてレベルではなく、こすられ倒したありきたりなものであり、最近で言うと『泣きたい私はをかぶる』に似ていますね。 主人公好きな異性への思いが伝えられず、その葛藤から人在らざるものへと姿を変えてしまうというプロットである同作は、好きな人に思いを伝えられないために現実世界に戻れなくなる主人公を描いた『君は彼方』にそっくりです。

    【ネタバレ】『君は彼方』感想・解説:既視感のパッチワークと自己解決で進行する物語 | ナガの映画の果てまで
    marsrepublic
    marsrepublic 2020/12/02
    某幸福な団体のアニメかと思ってしまったが違うのか。怖いもの見たさで気になってきたぞ
  • 【ネタバレ】『TENET テネット』解説・考察:ノーランの作り出す美しき物語の「円」に惚れた! | ナガの映画の果てまで

    ここまで数多くの作品が公開延期を余儀なくされ、ディズニーに至っては自社の大作を自社配信サービスに還元する形で公開するといった対策を講じてきました。 この状況下で海外ではアニメ映画『Trolls』が配信公開で大ヒットし、ディズニーも『ムーラン』のプレミアムアクセス権の販売で手ごたえを感じているようです。 ディズニーは既にこの冬に公開を予定していた『ソウルフルワールド(原題:Soul)』を配信公開にすることも検討しています。 そんな中で今回の『TENET テネット』がこの8月~9月に劇場公開に踏み切ったのは、観客に映画館で作品を見ることの意義や醍醐味を改めて思い出してほしいという制作側の強い要望があったからだと言われています。 『TENET テネット』には2.05億ドルの予算がかけられているとも言われており、これを回収するためには少なくとも全世界興行収入でこの2倍の数値を記録する必要があります

    【ネタバレ】『TENET テネット』解説・考察:ノーランの作り出す美しき物語の「円」に惚れた! | ナガの映画の果てまで
  • 【ネタバレ解説・考察】映画「この世界の片隅に」:ユリイカに綴られた片渕監督の込めた「すず」という少女への愛 | ナガの映画の果てまで

    はじめにみなさんこんにちは。ナガと申します。 今回はですね映画『この世界の片隅に』についてのお話になります。 良かったら最後までお付き合いください。 イントロ私は映画版の「この世界の片隅に」を見てから、すごく大きな不満を抱えて、ずっともやもやとした気持ちが晴れずにいました。 その不満に関しては昨日書いた記事に詳しく書いているので、こちらを参照してください。 参考:「この世界の片隅に」映画 感想・考察 【リンさんの存在感を消した映画版の功罪】 端的に申し上げると、原作で個人的に最重要キャラクターの1人だと考えていた、白木リンというキャラクターが映画版でほとんど登場しなかったことに対して不満を抱えていたのです。 しかし、片渕監督が長い年月温め続けてようやく公開される運びとなった、映画「この世界の片隅に」。その片渕監督がそんな原作最重要エピソードともいえる部分を安易にカットしてしまうでしょうか?

    【ネタバレ解説・考察】映画「この世界の片隅に」:ユリイカに綴られた片渕監督の込めた「すず」という少女への愛 | ナガの映画の果てまで
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