東京都内の公立中学3年の男子生徒に対し、胸を強く圧迫して気を失わせる「失神ゲーム」と呼ばれる暴力行為を集団で行っていたとして、警視庁少年事件課が暴力行為等処罰法違反容疑で、同級生の少年ら数人を逮捕していたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。少年らは「インターネットでやり方を知った」と供述。ネット上では失神ゲームの方法を解説する動画が氾濫しており、同課は掲載サイトに有害情報だとして削除を要請する。 失神ゲームは、激しい運動などで過呼吸状態にさせた上で、胸を強く圧迫して気を失わせる行為。以前から、子供たちや若者の間で口コミで流行し、いじめの一形態として行われてきたほか、自ら浮遊感覚を楽しむケースもあった。 少年らには今年、都内の少年宅などで男子生徒に深呼吸を繰り返すことを強要し、胸を強く圧迫して、失神させるなどした疑いが持たれている。 少年らは教諭やほかの生徒の目がある学校内を避