ご覧いただきありがとうございます。 今回は「薬の起源」についてのご案内です。 薬の成り立ちは、紀元前1500年頃に作成されたと思われる、エーベルス古文書(医学知識の文書)には、古代エジプトにおける魔法の調合法や治療薬700種、および処方811種が記されています。 その中では既に、近代医薬の数々が含まれ、製剤に関しても現在と同様に、軟膏、硬膏、ローション、吸入剤、座剤などがあります。 また、祈とうや呪(じゅ)術で治療していた時代においても、経験的にその薬剤が選ばれ、当時からの技術が、伝来したことが分かります。 薬の起源 中国における薬の起源 古く中国では牛首人身の神農神(医療の神)が、人民に農耕を教える一方で、一日に百の草木をなめて、薬効になる植物を定めたそうです。 「薬」という字は「草」を「楽しむ」と書きますが、詳しくいえば、楽という字は巫(ふ)が神に祈る際、鈴を振りながら舞った形が元とな