ウクライナ・キーウ(CNN) ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の元兵士2人が、東部ウクライナ戦線での恐ろしい体験をCNNに語った。怖気づけば誰でも、その場で指揮官から射殺されたという。 2人の元兵士は昨年末ウクライナ軍に捕えられた。安全上の理由から、CNNでは両者の身元を明かさない。2人とも子持ちの既婚で、刑務所で服役中に徴集された。1人は故殺で20年の刑に服していた。 インタビューが行われた部屋には、警備のためウクライナ兵も同席した。CNNは元兵士にいつでもインタビューをやめて構わないと伝えたが、2人は1時間以上にわたって詳細を語った。 「全部で90人いた。最初の攻撃で60人が迫撃砲で死んだ。傷を負いながらも残ったのはほんの一握りだった」。2人のうち1人が、ビロホリウカという村の近くで初めて攻撃に加わった時のことを振り返った。「最初の部隊が失敗すれば、すぐに次の部隊が送られてくる。次も失