CSSでif~else文が使えたら、と思ったことはありませんか? もちろんifとかelseはCSSにはありませんが、CSSだけでif~else文と同じようにスタイルを設定できます。
デベロッパーツールの地味だけど便利な新機能が実装されるので、紹介します。CSSの非アクティブなプロパティを表示し、それがなぜ機能しないのか、どう修正すればよいのか教えてくれる機能です。 たとえば、親がdisplay: flex;ではないのにFlexboxのプロパティを設定しまった場合は、下記のように表示されます。 CSSに携わる人なら、この機能をオンにしておいて損はないでしょう。 display: flex;ではないのにFlexboxのプロパティを設定 ほかにも、widthを設定したのに効かないときは、それインライン要素ですよ、と教えてくれます。 インライン要素にwidthを設定 デベロッパーツールのこの新機能は「Find inactive styles」と呼ばれるもので、要素に適用されている非アクティブなスタイルを見つけることができます。 Find inactive styles -Ca
CSSで疑似クラス、または疑似要素を使用する時に、:と::のどっちだっけ? と迷ったことはありませんか? :beforeと::beforeのどっちだっけ? :notと::notのどっち? :と::のどっちが疑似クラスだっけ? ※CSS3では::beforeですが、CSS2では:beforeでした。 たまに迷ってしまうことがある人に、CSSの疑似クラスと疑似要素、:と::の違いについて紹介します。 What's the difference between : and :: in CSS? by Salma Alam-Naylor(@whitep4nth3r) 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。 はじめに CSSの「疑似」とはどういう意味か 疑似クラスとは 疑似要素とは はじめに 「CSS :と::の違い」をGoogl
Webサイトをレスポンシブ対応にする時、メディアクエリを使用するのも一つの方法ですが、CSSのclamp()関数を使用すると、最小値と最大値を定義してその間の値は流動的にすることができます。 たとえば、小さいスクリーンでは最小値の16px、スクリーンが大きくなるにつれ、最大値の24pxになるまで少しずつ大きくなる、という感じです。 このclamp()関数を使用して、CSSでレスポンシブ対応のフォントサイズやレイアウトを簡単に定義できるツールを紹介します。ツールはオンラインでも、ローカルでも利用できます。 Min-Max Calculator Min-Max Calculator -GitHub Min-Max Calculatorの特徴 Min-Max Calculatorの使い方 Min-Max Calculatorの特徴 Min-Max Calculatorは、レスポンシブ対応にする時
Webサイトやスマホアプリで使用される、モダンCSSで実装された100種類のさまざまなアニメーションのボタンを紹介します。 角丸や矩形ベースのボタンに、背景がスライドしたり、分割したり、プルプルしたり、ボーダーがきらっとしたり、文字がくるっとしたり、変形したり、ネオンに輝いたり、ボタンの実装に困った時にチェックすると便利です。 100 Modern CSS Buttons 100 Modern CSS Buttons -GitHub 100 Modern CSS Buttonsは、モダンCSSで実装されたボタン100種類のコレクションです。角丸や矩形ベースのボタンにさまざまなCSSアニメーションが使用されています。 ライセンスはGPL-3.0 licenseで、商用プロジェクトでも無料で利用できます。制作者様によると、個人的なプロジェクトであろうと商用プロジェクトであろうと、オープンソース
パーティクルやラインアニメーションなど、ウェブページにちょっと見栄えのする表現を加えてみたくなることはありませんか? ICS MEDIAのトップページや弊社採用サイトでもこうした表現を実装していますが、思った通りの演出をコードで表現するのはなかなか難しいものです。技術は分かっても「自分にはセンスがないから……」と諦めてしまっている人もいるかもしれません。 この記事では、簡単なパーティクル表現を題材に、効果的なアニメーション表現のためのテクニックを紹介します。サンプルコードはブラウザー標準のWeb Animations APIを使用して実装していますが、CSSアニメーションやGSAP等のライブラリを用いても同様の実装は可能です。 基本のパーティクル 例題とする基本のパーティクルを見てみましょう。クリックすると中央の星からパーティクルが放射状に広がるアニメーションが再生されます。 デモを別画面
CSSを理解するには、プロパティや値を知っているだけでは不十分です。CSSのレイアウトアルゴリズムがどのように機能するかを理解する必要があります。 ブログやツイートで便利なCSSスニペットが紹介されていても、なぜ機能するのか、レイアウトアルゴリズムがどのように使用されているのか説明されていないことはよくあります。CSSにおけるレイアウトアルゴリズムについて解説します。 CSSの初学者をはじめ、長く携わっている人にも、気づきや学びがあると思います。 Understanding Layout Algorithms by Josh W. Comeau 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。 はじめに CSSにおけるレイアウトのアルゴリズム レイアウトアルゴリズムの確認 インライン要素の不思議なスペース 終わりに はじめに 数年
2022年になりました。矢倉眞隆(@myakura)と申します。昨日に続き、新春特別企画のブラウザとウェブ標準動向について紹介します。 取り上げるトピックの数やそのインパクトから、今回はCSSを独立した記事として取り上げることになりました。「ブラウザとウェブ標準動向」についても寄稿していますので、そちらもお読みいただければうれしいです。 2022年以降のCSSは大きく変化しそうだなと思っています。これまでも、CSS3と呼ばれていた機能による表現力の強化、FlexboxやGridなど強力なレイアウト機能の追加など、大きな変化と言えるだろうものはありました。しかし現在提案・実装されている機能は、CSSの根幹を拡充するものと、これまでと性質が異なるものです。 Compat 2021とInterop 2022で互換性の向上 CSSのつらいところとしてまず取り上げられるのが、ブラウザ実装の挙動の違い
Flexboxはレイアウト組む上でとても便利だが、justifyだとかalignだとか名前と意味の対応が曖昧で毎回調べていた。 仕組み・使い方を理解しようと思い、図を使って整理してみた。 ※ CSS Grid についても整理してみました Flexbox Flexboxは縦・横に要素を並べられるレイアウト方法です。 Flexboxを使うことにより、縦・横に並べるだけでなく、並べた要素の中央寄せ・上寄せなど細かな位置も調整できます。 コンテナ・アイテム Flexboxを使う上で必要となる要素が「Flexコンテナ」と「Flexアイテム」です。 Flexコンテナの中にFlexアイテムを複数並べてレイアウトします。 <div class="container"> <div class="item">1</div> <div class="item">2</div> <div class="item"
現在のレスポンシブデザインは、ビューポートにもとづいてレイアウトを最適化しています。しかし、新しいレスポンシブデザインでは、アニメーションが不要なユーザーには動きを少なくしたり(無くしたり)、親コンテナの幅にもとづいてコンポーネントを最適化したり、スコープ付きスタイルやフォームファクターなど、ユーザーの好みや環境に合わせて最適なコンテンツを提供できるようになります。 これらの新しいレスポンシブデザインのコンセプト・実装方法を紹介します。CSSがこれまで以上に進化します。 The new responsive: Web design in a component-driven world by Una Kravets 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。 レスポンシブデザインの現状 ユーザーでレスポンシブ コンテナでレス
コーディングを勉強している方や、普段当たり前のようにコーディングしているけれど、上手く使えているのか不安な方向けにGoogle HTML/CSS Guideの翻訳記事を書きました。(2024年02月29日更新) 色んな方のコーディングを見ていると実に様々。情報や知識が古いままで、今では推奨されない書き方も散見されます。 特に仕事で使っていると、誰かに指摘されない限り自分のコーディングを見直す事は無いかもしれません。 ですがW3Cの定めたHTML5の廃止など、変化の速い業界では定期的な見直しは勿論、何か指標となる物があると安心です。 そこで今回はGoogleが用意しているgoogle html/css style guideのドキュメントを元に、Googleコーディング規約と要点を解説。このコーディングガイドラインが絶対的な正解では無いかも知れませんが、参考になれば嬉しいです。 Google
ウェブデザインにおけるline-heightってけっこう曲者で、CSSを理解してデザインしないと「空き」の設計が破綻したりコーディングで苦労することになります。FigmaやAdobe XD、Affinity Designerなどのグラフィックアプリでline heightの扱いが異なるので、使うツールの挙動を理解するのも大切です。 ということで、今回はCSSのline-heightについてまとめてみます。 実は調べれば調べるほど奥が深いCSSのline-heightの世界ですが、まずは基礎からまとめていこうと思います。 目次 以下はページ内のセクションへのリンクです。 CSSのline-heightでは文字の上下にスペースができる ウェブで使われるハーフ・レディングとは 印刷とウェブにおけるレディングの違い デザインツールでのline heightの扱いの違い 上下のハーフ・レディングを帳
現在のWeb制作だと、既存のReset.cssやNormalize.cssには不足を感じると思います。それらの代替手段として制作された新しいCSSリセットを紹介します。 Reseter.cssは各ブラウザの最後から5つ前までのバージョンをサポートし、アクセシビリティにも配慮されており、CSSのテクニックや学びも満載です。 Reseter.css Reseter.css -GitHub Reseter.cssの特徴 Reseter.cssの使い方 Reseter.cssの中身 Reseter.cssの特徴 Reseter.cssは現在のWeb制作に合わせて制作された新しいCSSリセットで、ブラウザによって事前に作成されたすべてのスタイルをリセットします。クロスブラウザのエクスペリエンスを向上させるために、ブラウザのスタイルシートを正規化します。 Reseter.css バグやブラウザの不整合
CSSで三角を作る方法と言えば border でした。 私も三角を作りたい時は 「css 三角」 で検索、コピペして調整して作っていました。 ですが最近 clip-path というプロパティによってより分かりやすく三角が作れることを知ったので共有いたします。 ちなみに IE 以外では大丈夫そうです。逆を言うと IE 対応しなければいけない人は引き続き border で三角を作る必要があります。ここまでお読みいただきありがとうございました。 clip-path を使った三角の作り方 こう CSS を書くと .sankaku { background-color: blue; width: 16px; height: 20px; clip-path: polygon(0 0, 0% 100%, 100% 50%); } こうなります。 どこの点を結ぶかは clip-path で指定して、高さと
2021年3月4日 CSS CSS小技集シリーズの第4弾!「【第3弾】少しのコードで実装可能な15のCSS小技集」から約2年。またまた便利でサクッと使えるコードが続々登場しています!初心者さんからベテランさんまで要チェック! ↑私が10年以上利用している会計ソフト! 目次 要素の上下左右中央配置 画面幅いっぱいに画像を配置 リストマーカーの色を変える 言語にあわせて引用符を変更 クリックで文字列を選択 背景画像を見切れないよう繰り返し表示 入力時の縦線の色を変更 ドラッグで要素のサイズを変更できるようにする floatは flow-root で解除 文章をカラム分けしてラインを入れる HTML・CSSの全コードは各サンプルの「HTML」や「CSS」タブを、別タブでのサンプル表示は右上の「EDIT ON CODEPEN」をクリックしてご覧ください! 1. 要素の上下左右中央配置 ボックスを要
CSSの進化はすごいですね🚀 一昔前はJavaScriptが必要だったり、トリッキーなCSSで記述しないとできなかったことが、1行もしくは数行のCSSで簡単に実装できるようになりました。 Web制作者が知っておくと便利なCSSの小ネタを紹介します。 CSS Tips by Marko Denic 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。 はじめに スムーズなスクロールはたった1行のCSSで CSSだけでテキストを省略 複数行のテキストも省略できます 水平と垂直方向のすべてに中央揃え 影を画像のコンテンツのみに与える CSSでカーソルをSVGに変更 CSSだけでタイピングのエフェクト テキストのハイライトカラーを変更 どんな要素でもサイズを変更 CSSで実装するモーダル サイズ指定にcalc()関数が便利 空の要素をスタイ
CSSの新しい疑似クラス関数「:is()」が便利すぎるので紹介します。 :is()については、以前の記事で紹介した時はプレビュー版のみのサポートでしたが、ブラウザのサポートも進み、来年には普通に使用できるようになるかもしれません。 画像はツイートより 元ツイートは、こちら。 How slick :is(this CSS!?) 😏 removes the margins on all headers with a .tight class h1.tight, h2.tight....... 🤢 :is(h1,h2).tight { 🤓 } pic.twitter.com/y01f7uKPmA — Adam Argyle (@argyleink) October 13, 2020 ツイートは、hx要素のマージンをまとめて削除するスタイルシートが紹介されています。
「たった1行のCSS」とは、prefers-color-scheme: dark;の紹介ではありません。 Webサイトやスマホアプリのさまざまな要素すべてをダークモード用にカラーを変換するたった1行のCSSを紹介します。 すでに制作済みのWebサイトやスマホアプリをダークモード対応にしたい時だけでなく、ユーザースタイルシートとして利用することもできます。 One line - Dark Mode using CSS by Akhil Arjun 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。 制作済みのサイト・アプリをダークモードに対応させる方法 CSSの解説 制作済みのサイト・アプリをダークモードに対応させる方法 ここで紹介するのは、すでに制作済みのWebサイト・スマホアプリをダークモードに対応させる超簡単な方法です。 前置き
<button></button>は最も使用されている要素の一つです。フォームの送信、モーダルを開く時、データを表示する時など、インタラクションのトリガーとして使用されています。button要素の詳細とすべてのブラウザで機能するようにスタイルを完璧に定義する方法について紹介します。 さらに、よく使用されるボタンのスタイル方法をはじめ、ボタンの実装時にある落とし穴の解決方法についても明らかにします。 Styling The Good Ol' Button Element by Ahmad Shadeed 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。 button要素のデフォルトのスタイル button要素の基本的なデザイン アイコン付きのボタン 複数行のボタン アンカーリンクとしてのa要素とbutton要素 アウトラインボタンの
div要素はひとつだけ、CSS Flexboxを使用してテキストの左右に水平線を引くスタイルシートのテクニックを紹介します。 HTMLは非常にシンプルで、テキストと水平線はレスポンシブ対応で、カラーやサイズや左右のマージンも簡単に変更できます。 div要素ひとつだけで実装する テキスト付きの区切り線 まずは、最終のデモをご覧ください。 テキストの左右に水平線を引いた区切り線は、div要素ひとつだけで実装されています。モダンブラウザはもちろん、EdgeでもIE11でも大丈夫です。 実装のポイント div要素ひとつだけ、spanなど余分な要素は必要なし。 divに限らずブロック要素、h1で見出しの装飾としても使えます。 画像やSVGなども必要なし。 水平線は、カラー・サイズ・マージンの変更ができる。 フォントのサイズを大きくしても自動で調整される。 水平線はレスポンシブ対応。 背景が画像でも水
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