個人型確定拠出年金とは? 会社員が老後の生活を賄うための手段としては、3つの柱があるとよくいわれます。それは、(1)公的年金、(2)退職金・企業年金、そして(3)自らによる蓄えの3つです。公的年金はすぐに破綻するような信頼の置けないものではありませんが、今後拡大することは望めませんし、退職金や企業年金でその公的年金の分をカバーするのも困難でしょう。 そこでどうしても、「自らによる蓄え」をしっかり考えなければならないのですが、問題はどうやって自分で老後のための資金づくりをするかです。方法はいろいろありますが、おそらく最強の制度と思われるのは個人型確定拠出年金です。これは個人が自分でお金を積み立て、それをあらかじめ用意されている預金や保険、投資信託などのなかから自分で選んで積立金を運用する仕組みのものです。これは数年前から始まっているNISAや従来からの生命保険の個人年金保険と比べてもはるかに