こんにちは、株式会社クリエのIT制作部の田中です。 今回は、T検定の方法・手順について紹介します。 1.T検定の方法・手順とは T検定を用いて仮説検定を行います。手順を理解するために以下の場合で考えます。 “内容量50gのお菓子を生産してます。10個のお菓子を対象に「平均50g」とみていいのか判定する。” 1-1.帰無仮説を立てる 仮説検定は「知りたい事実と反対の主張」を帰無仮説として設定します。今回の場合、「平均は50gである」が帰無仮説です。帰無仮説に対する対立仮説は、「平均は50gではない」です。 1-2.優位水準を設定 帰無仮説を棄却する判断基準となる確率として「有意水準」を設定します。有意水準は、5%を用いるのが一般的です。 1-3.T値を算出 「比較するデータに意味がある差があるかどうか」を示す値「t値」を算出します。今回の場合、お菓子の量の平均値と50gとの差で考えます。T値