2010 - 08/03 [Tue] - 10:28 「第3回エコ貯金フォーラム-ソーシャル・ファイナンス発展のために預金者・金融の現場・経営者ができること-」の第5回目。今回は高瀬美由紀さん(中央労働金庫)のお話を紹介します。 「金融CSR」への挑戦~中央ろうきんのNPO支援施策~ 中央労働金庫 総合企画部 CSR企画 高瀬美由紀 「労働金庫(以下(ろうきん)」とは、働く人々による「助け合いの精神」で成り立つ金融機関である。労働者は組合費を労働組合に払い、労働組合は「ろうきん」に出資金を出したり預金し、「ろうきん」は、勤労者に融資をするという関係で成り立っている。「ろうきん」は、労働組合・事業者に対する金融審用事業である。 終戦直後の日本は、個人の信用力がない時代で、個人の資金調達方法は、高利貸しや質屋(通称一六銀行)からの借金に頼っていた。当時の労組は、高利の借金に苦しむ組合員対策に頭