一つのテーマを複数の識者が語り合う『J論』。今回は「1シーズン制でのラストバトル。J1優勝争い大展望」と題して、J1リーグの終盤戦を占ってみたい。来季から2ステージ制が導入され、善くも悪くも年間を通してタイトルを争うリーグ戦の醍醐味を味わうことはなくなる。だからこそ、今季のこの戦いとそこで起きるダイナミズムを注視したい。その第1回は、元サッカーマガジン編集長・北條聡が、リーグのクライマックスを大胆に予測する。 ▼戦(いくさ)に勝つ三条件 天の時、地の利、人の和――。 かつてNHKで放送された大河ドラマ『天地人』において、上杉謙信がそんなことを言っていた。戦(いくさ)に勝つための条件だという(そもそもの出典は『孟子』で少し意味も違うのだが)。サッカーにおいても事情は同じかもしれない。いくら地の利や人の和が整っていても、天運に恵まれず、勝機を逸した強者は少なくないのだろう。 強い者が勝つのでは
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