浅田真樹●取材・文 text by Asada Masakiスエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi 美しい勝利。 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督はそんな言葉で、W杯アジア最終予選のUAE戦を振り返った。 昨年のホームゲームではUAEに敗れていること。敵地に乗り込んでのアウェーゲームであったこと。グループ首位サウジアラビアがタイに勝利し、すでに勝ち点を伸ばしていたこと。そうした要素を並べて考えれば、確かに貴重な勝利ではあった。 ただ、美しい勝利や完勝といった表現にはやや抵抗を覚える。 「UAEがどのような戦術を使うか全部把握し、1カ月間準備してきた。選手たちは攻撃においても、守備においても、どのゾーンで、どの瞬間に、何をするか。すべてを完璧に、しかも短い(準備の)時間でやってくれた」 ハリルホジッチ監督がそう語り、胸を張ったように、日本は相手のキーマンであ
![「海外組好き」のハリルも改心。今野泰幸がJリーグの価値を証明した](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/73747e1d02f150d079fe0494d62d7c2b5467f4b4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fsportiva.shueisha.co.jp%2Fclm%2Ffootball%2Fjfootball%2F2017%2Fimages%2Fjapan-konnno-top.jpg)