FW浅野拓磨(シュトゥットガルト/ドイツ)が前半終了間際に挙げた先制ゴールで1点をリードしながら、追加点を奪えなかった日本代表。後半に入ってオーストラリアのアンジェ・ポステコグルー監督はベンチに置いていたFWトミ・ユリッチ(ルツェルン)、日本の天敵、FWティム・ケーヒル(メルボルン・シティ)といった持ち駒を次々と投入。ボール支配率を高め、じりじりと敵陣深く押し込むようになった。 その苦しい終盤。チーム最年少・21歳のダイナモがここ一番の勝負強さを見せつける。FW乾貴士(エイバル/スペイン)と交代したMF原口元気(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)がインターセプトしたボールを受けたMF井手口陽介(ガンバ大阪)は迷うことなくドリブルで中へ切れ込み、マークについていたDFジャクソン・アーバイン(バートン)を振り切って右足を一閃。豪快ミドルを叩き込んだのだ。 「(ゴールが)入るとは思っていなかったんで、枠