中国自動車市場の減速 中国経済の減速が論じられて久しい。6月の上海株式市場の暴落以降、明らかに潮目が変化している。政府による市場統制や経済統制がなければとっくにバブル崩壊しているという指摘や、各種経済指標が作為的で実態より良い数字になっており信用できないとの指摘もなされている。それらの真偽は定かではないが、貿易量の減少などを見ても中国経済が高度成長期を終え、次の経済ステージに入りつつあることは確かだろう。その状況は、1970年代後半に安定成長への転換が叫ばれた日本の姿に重なるようにもみえる。 このような中国マクロ経済の変化に対応して、世界最大である同国自動車市場もやや軟化が目立ってきている。落ち込みは主として商用車系であり、乗用車系はSUVやMPVの拡大が続いており、2015年上期も微増を示している。日本系ブランドは厳しい環境ながらも比較的善戦しており、米系、独系、韓国系がいずれも上半期で
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