喫茶店などでノート・パソコンを開いてインターネットに接続する──。公衆無線LANと言えば,多くのユーザーがこうした用途を思い浮かべるだろう。しかし最近,事情が変わった。様々な機器で無線LAN対応が進み,公衆無線LANの活用シーンが広がったのだ(図1)。 典型例がアップルの「iPod Touch」「iPhone 3G」をはじめとする携帯音楽プレーヤ。デジタルカメラの無線LAN対応も進んでいる。いずれも音楽や動画,高解像度の写真を出先で送受信できる。数Mビット/秒の実効速度を実現できる公衆無線LANならではの使い方と言えよう。ビジネス・シーンでも役立ちそうだ。 SDカードでデジカメを無線LAN対応に デジタルカメラでは,ニコンや松下電器産業など多くのメーカーが無線LAN対応製品を提供している。一部の製品は「撮影した画像をパソコンに転送」や「プリンタに直接印刷指示」など家庭内の利用に特化している
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