携帯電話端末の2006年4月から2006年9月までの移動電話に関する国内出荷数量は、22,564千台(前年同期比3.1%増)と前年同期に比べ 668千台の増加となる一方、第三世代移動通信サービス対応機器の国内出荷量は、前年同期 4,299千台増加の 19,523千台(前年同期比28.2%増)となり、需要の中心は現行機種によるサービスからより高機能な高速大容量の第三世代移動通信サービスへと移行している。 携帯電話・PHSの人口普及率の上昇に伴い、移動体通信サービスへの新規加入は漸減傾向にあったが、2006年10月24日からサービスが開始された「モバイルナンバーポータビリティ」(携帯電話事業会社を変更しても電話番号が変わらない制度)に伴う事業者各社による新たなサービスの開始が、乗り換え需要だけでなく、新規の需要喚起にもつながっており、移動体通信市場は新たな局面を迎えようとしている。