「3rd World Farmer」のタイトル画面。Flashゲームで,Webブラウザからプレイ可能だ 近年注目されるシリアスゲームは,ゲームであると同時に教育性(および教育的配慮),あるいはスポンサーの政治的アピールといったものをコンテンツとして含まざるを得ないため,純粋にゲームとして見た場合に,その出来は往々にして玉石混淆だ。 「奥谷海人のAccess Accepted」第113回で紹介されていた「3rd World Farmer」は,そうした視点で見たとき非常に興味深い。シリアスという点においても,ゲームという点においても,実に異端的な怪作なのだ。 この作品は,第三世界(画面を見る限りアフリカ)の農民をモデルにした経営シミュレーションである。プレイヤーは天災・病気・内戦・難民問題・銀行の倒産といった困難を抱えつつも,農作物を育て家を経営していかねばならない。 1ターンは1年。農作物を
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