印刷 南スーダンのジュバで9日、同国の独立を喜ぶ人たち=ロイター スーダン南部が9日午前0時(日本時間午前6時)、「南スーダン共和国」として分離・独立した。北部のアラブ系中央政府との約半世紀におよぶ2度の南北内戦をへて、黒人住民らは自立の道を手にした。アフリカ大陸では54番目の国。近く国連に193番目の国として加盟する。 日付が変わった瞬間、新首都ジュバの街頭には大勢の市民が繰り出し、歴史的瞬間を喜び合った。この日ジュバである式典で、独立宣言が行われる。式典には、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長や、スーダン西部ダルフール紛争をめぐって国際刑事裁判所から逮捕状が出ている、スーダンのバシル大統領が出席する予定だ。