頑張っているか、頑張っていないか 自分が頑張っているとは思わないが、最近では頑張っていないとも思わない。他人から「頑張っているね」と言われたらピャッとして否定するだろうし、「頑張っていないね」と言われたらムッとして否定するだろう。人の性質や行為は「頑張っている」と「頑張っていない」に二分出来るのか否か。「頑張っている」と「頑張っていない」の中間には何かあるのだろう。そんな疑問を抱いて考え込む時点で、自分は「頑張っている」と「頑張っていない」の中間を知らないのだと分かる。世の中には「ほどほど」という言葉があるのだ。何事もほどほどに……ええと、ほどほどに「頑張っている」のですか?ほどほどに「頑張っていない」のですか?――だめだこりゃ。 どれくらいやれば/やらなければほどほどなのか 「ほどほど」を知らないくせに、両端のどちらかに属しているわけでもないと云う。私の性質や行為は一体どこに消えたのだろ