高齢者が要介護状態となり、ベッドからの離床時間が減少してくると「床ずれ」を発症するリスクが高まります。「床ずれ」は恐ろしい病気です。症状が悪化すると「皮膚や肉が割け、骨まで見える」ようになることもあるのです。 床ずれは「重症化」しないイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。ベッドに長時間横になっていて、背中が擦れて傷ができる・・・ 「床ずれで苦しんだ経験のない方」「苦しんでいる方を見たことがない」とその程度の症状と思われるかもしれません。 しかし、悪化すると本来の持病よりも床ずれに苦しむことにもなり、本来の病気の治療に加えて、床ずれの治療にも医療サービスを受ける必要も出てくるのです。 親の介護やご自身が要介護状態となったとき、余計な苦痛を増やさず治療費を加算しないためにも、床ずれはなんとしてでも防ぎたい症状と言えるでしょう。そこで今回は「床ずれの症状」に焦点を合わせ、発症のメカニズムや
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