シェアのパワー 本書は、その名の通り「手帳術」の本です。 すでに類書がたくさんあるレッドオーシャンですが、そうである理由はそこに唯一絶対の「正解」がないからでしょう。 それだけに、一人ひとりが自らが置かれた環境に合わせて、自由に組み上げていくDIY的な楽しさがそこにはあります。 自分にとってしっくりくるやり方を作り上げる、「やり方を作るためのやり方」が求められていると思うのです。 とはいえ、「やり方を作るためのやり方」の説明は無味乾燥になりやすいので、やはり実際のやり方をシェアすることが効果的です。 うまく説明はできなくても、そのやり方を体験をもとに語ることで、それを聞いた相手のスイッチが押されることがあるからです。 以前、ヘアサロンで以下のようなやり取りがありました。 K君と雑談をしていて感心したのは、彼のヘアケアに対するこだわりや、髪の毛に対するいたわりの気持ちの強さ。シャンプーをする