Image credit: NOAA 米海洋大気庁(NOAA)は6月9日に、気象衛星NOAA 16を退役させたと発表した。NOAA 16は2000年9月に打ち上げられ、約14年に渡って活躍、大往生を遂げた。 NOAA 16は2000年9月21日、タイタン2(23)Gスター37XFP-ISSロケットに載せられ、カリフォルニア州のヴァンデンバーグ空軍基地から打ち上げられた。衛星は計画通りの太陽同期軌道に乗り、観測を開始した。 もともと設計寿命は2年、長くても5年ほどという見込みで造られていたが、実に14年近くに渡って、軌道上から世界各地の天気を見守り続けた。2005年には、この年の5月に打ち上げられたNOAA-18にその任を譲り、それ以降は予備機として運用されていた。したがって、今回の運用終了による観測への影響はほとんどない。 NOAAによれば、6月5日に衛星に重大な問題が起きたという。その詳