Image credit: 新華網 今年1月25日に、「機械的な制御異常が発生した」と報じられた中国の月探査車「玉兎号」について、中国国営の新華社通信は3月1日、太陽電池パドルとマストを探査機の中に折り畳むためのモーターを駆動、制御する回路に問題が発生していると発表した。 これは嫦娥計画の責任者である葉培建氏が、同紙に対して明かしたものだ。 玉兎号が極寒の月の夜を正常に越えるためには、まずカメラが搭載されているマストを折り畳み、そして2つある太陽電池の1つを、その上から蓋をするように折り畳んで、内部に搭載されたヒーターを使って保温し、その寒さから耐える。また、もう1つの太陽電池は、夜明けと同時に充電ができるよう、太陽が昇ってくる方向に向けて固定されることになっている。 記事の中では、2度目の夜からの復帰が予定より2日遅れたことも明かされており、これはつまり、太陽が昇ってくる方向に向けて太陽