「視点をクリアにする情報誌 月刊サイゾー」の記事がウェブ上で読める「サイゾーpremium」の記事から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。 ──雑誌が生まれた頃から、ときには販促物として、ついてきた付録。雑誌が 売れない昨今ではこうした付録の超クオリティ化が話題になることもしばしばだ。ただし、こうした付録雑誌には、メディアとして、そしてビジネスとしてさまざまなジレンマがあるという……。 「雑誌の付録」といえば、ハサミやのりを使って組み立てる紙工品や、学研の「学習」「科学」をイメージする世代も多かろう。しかし現在、雑誌付録の主流は、例えば「大人の科学マガジン USB特撮カメラ」【1】のような大人向きの完成品や「Oggi」【2】の万年筆など、ブランド雑貨やデジタルグッズといった、単体で買えばそれなりの値段がつきそうな実用品である。 なかでも女性誌の付録競争は、年々熾