はじめに 乱流は工学設計において性能を損なう要因になる一方、性能を向上させる要因にもなります。例えば、流線型物体 ※1に作用する抗力の増大、構造物の振動、乱流騒音など設計上好ましくない現象の発生要因となる一方で、熱交換器の冷却効率の向上や物質の混合を促進させる要因にもなります。このように乱流は様々な問題に関連し、適切な設計を行うためには乱流現象を理解し、それぞれの問題にどのような影響を及ぼしているのかを把握する必要があります。そのために、従来では実験が行なわれてきましたが、近年ではCFDによるアプローチも取られています。 そこで今回はCFDで乱流の解析を行う際に必要な知識として、乱流に関わる重要な無次元数であるレイノルズ数、さらに乱流の特徴と乱流モデルについて取り上げます。 レイノルズ数 レイノルズ数は、オズボーン・レイノルズ(Osborne Reynolds 1842~1912)が導入し
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