胎児の発達障害の1つに単眼症と呼ばれる(文字通り目が1つしかない)きわめて稀な奇形がある。前脳の分化が上手くいかなかったために生じると考えられている。 ただし、超音波検査が普及した現代では、この異常を持つ赤ちゃんが臨月まで胎内にとどまることは皆無に近い。仮に胎児が単眼症であれば、妊娠10週目で検出されるのが普通である。その時点で人工的に母体から取り出されることになる。 しかし、インドの英語テレビ局CNN-IBNが放映した映像に写っている女の赤ちゃんは、単眼症でありながら自発呼吸をし、赤ん坊らしい泣き声を上げている。撮影の時点で生後4日だったが、この赤ちゃんの場合は例外的に、生命を維持する上で重要な器官には異常がないという。 ビデオクリップへのリンク この赤ちゃんは、インド・チェンナイのKasturba Gandhi病院に入院している。同病院の医師たちによると、その1つしかない目で赤ん坊が今