「ケータハムF1チーム」が日本人F1ドライバー、小林可夢偉の2014年シーズン正ドライバーとしての起用を発表した。小林可夢偉は2012年に鈴鹿で開催されたF1日本グランプリで3位表彰台に立ちながらも、当時の所属チーム「ザウバー」の台所事情が影響する形でシートを喪失。昨年はF1復帰の望みをかけて、「フェラーリ」のGTプロジェクトである「A.F.コルセ」からWEC(世界耐久選手権)に参戦していた。2014年シーズンの復帰に向けたシート争いで苦しい立場に居ると見られていたが、今シーズンのF1シートをまだ発表していなかった「ケータハム」のシートを土壇場で掴んだ。まさに大逆転のチャンスを手にし、小林可夢偉は2年ぶりに「F1世界選手権」の舞台へと復帰する。 2012年、鈴鹿3位表彰台を獲得した小林可夢偉【写真:MOBILITYLAND】難しいと見られたF1復帰を実現した今回の「小林可夢偉のF1復帰決定