甘い話には、裏があるものだ。だが、グラスゴー・レンジャーズFWフランシスコ・サンダサには、その嘘を見抜く力がなかった。 サンダサはバレンシアのリザーブチームからスタートし、08年からはスコットランドでプレイ。少しずつキャリアを積み上げてきたが、1本の電話が、スペイン人FWの人生を狂わせた。 電話の主は、ロサンゼルス在住の代理人を名乗る人物。普通に考えれば怪しいことこの上ないが、気づかなかったのはその話術ゆえか。サンダサは、レンジャーズにいるのはカネのためであると話し出した…。 この会話はインターネット上にアップされ、大騒動を引き起こす。 会話によると、昨夏に加入した彼は4年契約の最初の1年間は週給4500ポンド(約66万円)を稼ぎ、最終年には1部リーグ復帰を見越して週給1万ポンド(約146万円)になる契約だという。さらには、年俸アップでのMLS移籍をほのめかされると、「クラブには内緒で」と