関東・東北豪雨で茨城県は15日、同県常総市が行方不明としていた15人全員と連絡が取れ、無事を確認したと明らかにした。15人の詳しい状況は分かっていないが、市の不明者数のまとめが混乱していた可能性がある。 【写真特集】未だに水が引かない住宅地 不明者数をめぐってはこれまでも情報が錯綜(さくそう)していた。常総市は当初、市に寄せられた救助要請のうち、連絡が取れなかった住民の数を行方不明者数としていた。11日は22人と発表し、その後、31人まで増えたが、所在確認を進めた県警と情報を精査したところ、16人の生存が判明、12日に15人と訂正していた。 一方、市は不明者の氏名について「個人情報保護のため」として、公表を見送ってきた。公表すれば、家族と連絡が取れた該当者が名乗り出て不明者数が減るのではとの指摘もあったが、市は応じなかった。13日、男性2人の遺体が市内で見つかり身元も確認されたが、市は