三沢光晴社長(42)は、旗揚げ5周年を迎える05年も、ノアのかじ取りに絶対の自信を見せる。昨年は初の東京ドーム興行を成功させたが、あくまでも目指すのは拡大戦略ではなく堅実路線。ブームの総合格闘技や本場米国のWWEも、ばっさりと斬(き)った。ファンの視線に立ってプロレス界を突っ走る三沢ノア。独自の道を進むノアの三沢社長に迫る。 三沢は表情1つ変えなかった。PRIDE、K-1など盛り上がる総合格闘技ブーム。昨年の大みそかも社会現象まで起こした。それでも、三沢は動じない。それどころか、自信たっぷりに言い放った。 三沢 大みそかぐらい、みんなゆっくりしようよ。オレもちょこちょこテレビでは見たけどね。同じようにやっていくつもりはないし、何かやろうって考えもない。オレは2番せんじが大っ嫌いだから。ウチはウチでほかにやれることがある。クリスマスはイベントやってるけどね。 2月にはWWEが日本に上陸する。