大手のインターネットセキュリティソフトを使っていても、脆弱性を悪用するコードを検出できる率は極めて低い――。デンマークのセキュリティ企業Secuniaは10月13日、このような検証結果を発表した。 Secuniaは、セキュリティソフト主要12製品について検証を実施した。PCにインストールされている各種プログラムの脆弱性を突いた悪用コードを、セキュリティソフトでどの程度検出できるか比較している。 その結果、悪用コードを最も多く検出できたのは米Symantecの製品で、検出率は2位の製品に比べて約10倍の高さだった。ただし、Symantec製品を使っていても、「安全とはほど遠い状況だ」とSecuniaは解説する。Symantec製品で検出できた脆弱性の悪用コードは300件中、わずか64件だった。 Secuniaがデンマーク国内で実施したユーザー調査では、PCにインストールされた全プログラムのう
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