従来のATと、CVTの違い 従来からあるトルコン式ATと、小型車に多いCVTはどこが違うのか。そこから始めたいと思います。 広義では、ATもCVTもオートマチックトランスミッションの仲間です。ここでは、従来からあるトルコン式ATをATと呼びます。 先ず、ATには、マニュアルと同じように、ギアがあります。 つまり、段数が決まっています。最初期の頃は、2速ATと言うようなものもありましたが、3速ATが主流となり、その後、オーバードライブを追加した4速ATの時代が長く続きました。 多段化の一番の理由は、燃費の向上です。 3速のままですと、高速走行時にエンジン回転数が上がり、 かなり燃費を悪くします。また、エンジン音が大きくなるというデメリットもあります。そこで、4速目をオーバードライブ化してエンジン回転数を下げて、燃費を向上させました。 ATはその後、どんどん多段化されて、現在では 8~9段も珍