スタートトゥデイが発表した17年3月期決算はちょっと衝撃的だった。毎月の推移を見て来たから意外ではないが、取扱高が1000億円を超えても鈍るどころか加速を続けているのは‘衝撃’に近い。 15年3月期に12.5%伸ばして1290億円に達した後、16年は23.6%増の1595億円、そして17年が33.0%増の2121億円と力強く加速。ZOZO Used事業が61.8%伸びたとは言え積み増し額は50億円弱に過ぎず、EC支援事業は70億円減少しており、受託ショップ事業(ZOZOTOWN)だけで545億円も積み増している。しかも、取扱高対比の営業利益率は1.3ポイント伸びて12.4%と過去最高値を更新している。これは選択と集中の戦略に他ならない。 なぜ注目するかと言うと、ZOZOTOWNはブランドの在庫をZOZOBASEに預かってECで販売し受託販売手数料という‘歩率’を徴収する「消化仕入れのEC百
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